StiLL series
[ステイル]
⽯膏型を使った圧⼒鋳込み成形から⽣まれる、装飾性と⼯業製品としての硬質さを兼ね備えた⽣地を、通常は仕上げには使わない下絵付け⽤の絵の具を前面にかけ流したものを焼き締めて仕上げとしました。
額縁をイメージしてデザインしたレリーフがくっきりと浮かび上がる精緻な形状と、⽔彩画のように繊細で揺らぎを感じさせる⾊のアンバランスな魅⼒を追求したシリーズです。
ものと⾷器の境⽬を敢えて曖昧にすることで、テーブルやダイニングの情景まで意識させる器になりました。
瀬⼾のかしわ窯との取り組みです。
形を型にするということ

StiLLシリーズは粘土を削り出し、形のイメージを瀬戸の型屋さんに伝え、型にして成型しています。
焼き物は焼くと縮み、変形するため、粘土の模型そのままを型にすることはできません。
焼き物として形にするための知恵や経験、そしてStiLLの繊細な表情を再現する技術を伴って原型師さんの手で作られます。
手作業の積み重ね

⽯膏型を使った圧⼒鋳込み成形、というと、大量生産のイメージがあるかもしれません。しかし、ほぼ全ての製作段階が職人による手作業によって作られます。
特に裏印を押す、色をかけ流したのち絵の具を拭き取るといった作業は、驚くことに一つ一つが完全な手作業で行われます。
その為、裏印は歪みや滲みなどが見られ、皿の縁には必ず色を掛け流す際につく指跡や、絵の具の飛沫跡がございます。
これらのものは完璧な商品ではないかもしれませんが、コップひとつが作られるまでの人の手の跡を感じる事が出来る、素晴らしいものだと思っております。
StiLLの個性として、楽しんで頂けますようお願い申し上げます。

シミについて
焼き締めることで釉薬を掛けなくても水が染み込むのを防ぐ「焼締」という古来よりの製法で作っております。さらに食器用のシリコンがけを行なっており、水性の色(野菜や果実などの汁)は染みにくいです。
ただ釉薬をかけない為、油はどうしても染み込んでしまい、使用後に跡が残ります。他のカラーにつきましては、油染がそれ程目立たないのですが、胡粉(白)は、油が入ったところが素地の色(ベージュ)が透けるような感じになります。一度油染みがついてしまった場合、リムの内側全面にオイルを塗ってしまうと気にならなくなると思います。
真っ白のままお使い頂きたい方は、クッキングシートを敷いて頂くなど工夫してお使いください。


*写真はround plate Sの胡粉です。
ナイフ跡について
ナイフやフォークによる跡も付いてしまいます。余り気にせずにどんどん使っていただけたらと思いますが、気になる方はご注意ください。また洗浄時に金タワシなどはご使用にならないようお願いします。

*写真はoval plate。リムの内側全面にオイルを使った料理をのせ、何度も使用したものです。
一つずつ箱に入れてお届けします
StiLL専用の箱に入れてお届けします。
ギフトの場合は、こちらに紐を結んでタグをつけたものとなります(無料)