Year collection series
[イヤーコレクション]
MISHIM POTTERY CREATIONが大切にしているのは、将来アンティークになってゆく器づくり。
器とともに暮らしが積み重なり、いつかその器が大切な思い出の一部となる。そんな未来を思い描いたとき、器にメッセージを込めることで、より一層愛着を感じられる特別な器が生まれるのではないかと考えました。
こうして生まれたのが、MISHIM POTTERY CREATIONのイヤーコレクションです。
干支に込めたストーリー
干支は、もともと時刻や方角を表す文字として使われており、より覚えやすく、身近なものにするために動物が当てられたそうです。
MISHIM POTTERY CREATIONでは、こうした転換の面白さに着目し、それぞれの動物を想像するヒントを散りばめながら、少しひねりを加えた干支のイラストを描きました。
思わずクスッとしてしまうような、ユニークな干支の絵柄を楽しんでいただけたら幸いです。
午(ウマ)
馬が駆ける姿から、飛躍の年として縁起を担がれる午年。
日常は、つい同じところをぐるぐると回っているように感じることもありますが、回転木馬のように、おおらかに、優雅に回ってみるのもいい。遊園地の楽しくワクワクするような雰囲気を描いてみました。

未(ヒツジ)
未は群れをなし、その毛が人々の暮らしを支えてきたことから、家族の絆や豊かさの象徴と考えられています。
「たまにふわふわになるのが重要。イライラしていても、ふわふわな物体がイライラしているだけ」
という本の一節が大好きで、羊のモチーフは、ふわふわを生み出す毛糸になりました。

申(サル)
切れ者の猿が9番目になったのは、自分の知恵を使って仲間を助けたからなのだそう。意外!と思ったのは私だけでしょうか?
たわわに実ったモンキーバナナ。みんなで食べたら、きっとおいしい年になると思うのです。

酉(トリ)
「幸運をトリこむ」という言葉の響きからも、実り豊かで幸せな年になると言われています。
豪華に丸鶏のまま焼き上げたローストチキンを囲んで、ご馳走を食べる。食べれば、身体にダイレクトに幸運をトリこめる! 考えただけでも幸せ。そんな年を、みんなでトリ込みましょう。

戌(イヌ)
優れた嗅覚で元の場所にきちんと帰ってくることから、道に迷わないという意味もある戌年。
骨があったら投げたくなる。でも、大事なものは戻ってくる。迷ったら投げてみて、猫の手ならぬ犬の手も借りましょう。

亥(イノシシ)
猪の肉は、古くから薬になるとも言われてきました。肉と聞いてついつい猪鍋を思い浮かべ、猪肉の別名である「牡丹」を、華やかな猪の頭飾りにしました。
猪突猛進と言いますが、こちらは可愛らしく、まっすぐな気持ちをお届けします。
大切な人に贈る
お皿の裏には、その年の年号と干支の文字をあしらっています。その年が、手に取ってくださった方にとって大切な年であることを記す、記念の印でもあります。
ご自身や大切な方にとって特別な年の記念として、年号の入った器を贈ることは、思い出に残る贈り物になるのではないでしょうか。
お子さんの誕生や人生の節目、ご結婚の記念など、さまざまなお祝いの贈り物としてお選びいただけるよう、ギフトボックスに収め、その年のイラストをあしらった帯を巻いてご用意しています。
「帯をかけること」には、贈る相手を思いながら、心を込めて贈り物を準備するという意味もあるそうです。
大切な方への気持ちが伝わるよう、帯のデザインにも思いを込めました。

イラストについて
それぞれの干支のイラストは、MISHIM POTTERY CREATIONのデザイナーでもある土肥牧子さんが手がけています。
干支の器をつくるというプランが生まれたとき、まず考えたのは、MISHIM POTTERY CREATIONがイヤープレートをつくる意味や意義についてでした。そこから、干支そのものが持つ意味や、動物にたとえることの面白さへと考えが広がっていきました。
提案されたイラストの中には、一見すると干支とは結びつかないような絵柄もあり、驚かされました。少し斜めから捉えた視点や、思わずクスッとしてしまうような面白さ。そして、絵柄の可愛らしさや繊細さとのギャップ。そうした要素が重なり、MISHIM POTTERY CREATIONならではの、オリジナリティあふれる干支のモチーフが生まれたと感じています。

StiLL×イヤーコレクション
イヤーコレクションは、瀬戸のかしわ窯さんとともにつくるStiLLシリーズの器に、干支のイラストを施したものです。
StiLLシリーズの特徴である、マットな仕上がり。この質感を生かしたまま絵付けができないだろうかと、絵付け屋さんに相談を持ちかけました。何度も調整を重ねた結果、釉薬をかけずに、金色の繊細な線を絵付けすることができました。
洋風のデザインと干支という、一見すると異なる要素を違和感なくひとつの作品にまとめることができたのは、その間を取り持つイラストの存在に加え、「胡粉」や「藍墨茶」といった日本の色をモチーフにした色合いや、極めてマットな仕上がりがあったからではないかと思います。

最後に
2026年から毎年、新しい一枚をお届けしてまいります。
お祝いの品として大切にしまっておくだけでなく、身近な場所に飾ったり、普段使いの器として楽しんでいただける。そんなイヤーコレクションになれたら幸いです。
これから先の絵柄も、どうぞ楽しみにしていてください。